全国大会(2014年)


2014/03/03 Day1

コンバージェンスが近くにあるため朝から積雲がぼこぼこ出ており、チェックフライトから周回する機体が何機もあった。チェックフライトに昼までかかったためコンバージェンスは東に移動してしまい、北西の強風が残った。

1330にW24で出撃。一つ前に離陸したLS8が近くで回っていたのでとりあえずウロウロして高度を下げて(3km以遠で450m以下になったためこの時点で減点)から下に入ったら猛烈に上がった。バリオを振り切るのが半周で少しでもコアから外れると速度が一気に抜けてスピンに入りかけるくらい強烈だった。6分くらいで1000mまで上がり、上限高度が危ないのでブレイク。LS8と一緒に第一旋回点に向かい、先に行かせてLS8が撃沈しないのを確認してから自分もクリアした。駄菓子菓子やたら厳しい旋回点セクターをGPSで確認しているうちにいつの間にか機首が下がっており、気づいたら旋回点最低高度を下回ってしまっていた。

第一旋回点で+2を指したため、旋回点で回ったら減点のルールがあったかどうか一瞬思い返して覚えていないのでとりあえず回った。(減点対象だった)LS8も近くで回りだしたがこっちの方がいいみたいでここで抜かした。また上限に気をつけつつぶっ飛ばして第二旋回点クリア、ゴール。GoProの充電忘れてて動画は撮れなかった。タイムは25分

本日の成績

555点 個人4位

 

2014/03/04 Day2

この日はずっとブルーサーマルで、弱めの南東風だった。

1130にW24で出撃。一つ前に離陸したJr.の下で回りたかったが高度差がないので近くのしょぼいサーマルで+0.5くらいで我慢して待っているとJr.が上げきってどいたので+1で上がる。コアがウロウロしているのかセンタリングを繰り返さないとすぐずれてしまって面倒だったが800mまで上げてもう一つ見つけてあげ直し第一旋回点クリア。回っている機体がいくつかあったので安心して北西に突進し首尾よく+2をヒットして余裕の高度で第二旋回点クリア、ゴール。機体を見つけて回るだけなので首尾よすぎた。タイムは28分で個人四位

本日までの成績

個人二位

 

2014/03/05 Day3

 

2014/03/06 Day4

5000feetの積雲がぼこぼこ出ていたもののとてつもない風が一日中吹き荒れ飛べなかった。

 

2014/03/07 Day5

一つ前に離陸したASK23がすごい勢いで上がっていったので同じところに突っ込んで+3で上がった。第一旋回点クリアして帰りは積雲がのびていたのでまずは上げ直し、積雲の下をぶっ飛ばして第二旋回点クリア、ゴール。+3のサーマルで上がれる状況なら13分上がって13分平均110km/hでグライドすればもうゴールである。タイムは26分

個人一位になった。

 

2014/03/o8 Day6

昼過ぎまで強い横風が吹き荒れ飛べなかった。肉を焼くなどしてだべっていたが1230にこの日一番目で離陸した。積雲がずいぶん近くにあったので下に行ってみるがこれがダメダメで沈下しかなく、その後も粘ってみたが風が強く降りてしまった。常識的に考えたら離脱後の低高度で積雲の吸い上げを期待できるはずもなく、地上目標を見て飛ぶべきだったのだが…時には冷静な判断ができないこともあるものだ。二回目も飛んだが強風でトップ700m程度しかなく、全然前進できずに終わった。

個人二位に抜かれて二位に転落。

 

2014/03/09 Day7 最終日

この日はずっとブルーサーマルだった。1045に離陸するが本当に沈下しかなく5分で降りてしまった。逆転を狙っていたので焦るがこの時粘っていた機体も1機をのぞいて全滅したので、とっとと降りたことで次の出発が早まったのは結果論だがよかったかもしれない。

1200に再度離陸。赤屋根でヒットし回るが650mで上がらなくなってしまいブレイク。サントリーを経由しつつ第一旋回点に向かってみるがサントリーは沈下を突破した先に沈下があるのみで、慌てて他に行くがどのサーマルも微妙に近い高度に先客が回っていて入れず、300mまで落とされてしまう。六大戦でも危ない目にあったし正直サントリーはロクな思い出がない。

この辺りで前に離陸していた個人一位が粘り切れずに得点しないまま着陸し、得点さえすれば逆転優勝できることに気づく。220mまで落ちたこともあったが、降りてたまるかと思って20分くらい他機と一緒に300mくらいでのたうち回っていたら(技能審査より辛い時間だった)徐々に状況が改善してきて、また赤屋根で900mまで上がる。第一旋回点のそばで1000mまで上げ、旋回点クリア。

帰り道もまともに上がるところがなく、GPSの航跡を見つつ赤屋根に戻るが最初の粘りで集中力を使い果たしてしまってセンタリングが適当な上に全然コアがしっかりしない。ASK23が寄ってきたので一緒に苦しみ、結局青屋根に寄せてみたらよく上がって23と一緒に第二旋回点クリア、ゴール。タイムは1+30

他の機体が多すぎて近くなったりしたので150点減点されたが、このフライトで順位が上がり、個人優勝した。飛行時間200時間超えのパイロットもいるのでまともにクロスカントリーしたら勝ち目はなかったが、24キロタスクならくじ運で条件のいいときに離陸して爆速周回を繰り返し点を稼いだので勝つことが出来た。

大会でかき集めたトロフィー類。左から六大×2 関東 七帝 全国×5 大きすぎて持って帰れないが内閣総理大臣杯ももらった。

 

ASW24について

まだ15時間程度しか乗っていないがASW24について。ASW24は操縦感がシャープだが特にピッチコントロールが過敏だ。にも関わらず90km/h程度を保って45度バンク以上の急旋回をしないと上がりが悪いのでサーマルを発見したら素早くセンタリングをし、コアから出入りする時の速度変化を抑えないとピッチ修正が困難になりまるで速度が安定しない。バリオもJr.に比べて少し反応が遅い気がするので、Jr.に乗り慣れてサーマルを感じる能力が上がっても計器を信じているとセンタリングしたつもりが外れる方に操縦していることがままある。積極的に旋回中心をずらさないといけないのに、速度が変わりやすく計器が信用ならないのでビギナーにやさしくない機体だと思う。

性能に関してはカタログスペックだと100km/hでL/D43あるらしいが見ての通り翼表面は塗装が激しく劣化していてそんな性能があるかは謎である。そもそもベストL/D速度で飛ぶことは殆ど無く、沈下や向かい風に対抗するために120km/h以上は出すべきだ。実際にサーマルと沈下の中を150km/h位で巡航すると風によるがL/D20以上は出ているようだ。


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