2018/2/13
西高東低の気圧配置となり西風の強風だった.韮崎は南アルプスの影のため地上付近はそこまで風が強くなかったが,上昇して影から出ると強烈な西風に変わりウインドシアが発生していた.
動画を見ると乱流の激しさがわかると思う.今までで最も荒れていたことに加え,スマホのマウントが吹き飛んだり計器盤がバタバタしたりしていたことが追い打ちをかけて,慌てすぎのフライトだった.30分位で帰りたくてたまらなくなったが,我慢してなんとか3000mまで上昇した後,ダイブブレーキ全開で急降下して帰投した.耳抜きをし忘れてしばらく耳が痛かった.
改良の必要なとこ
- 計器盤がバタバタしたり,スマホのマウントが飛んだりして気が散る要素が多い
計器盤のフタを抑えるフックを付ける.マウントの吸盤を掃除する.
- オーディオバリオがないから余計に計器を見つめがちになる
オーディオバリオを用意して行ったが,滑空場での野蛮な取り扱いに耐えられなくてすぐ電源コネクタがもげた.エポキシとかで固めて強化する.
- 気温が下がるとダイブブレーキのロックが甘くなり加速度変化で勝手に開く
整備士に頼んでロックを固くしてもらう.
- 全身に力が入って,操縦桿も握りしめてしまってうまく動かない
加速度変化で身構えるのは仕方ないが,トリムレバーの位置が悪く操作しづらいからエレベータ操作力が大きいのも原因.
- モバイルバッテリーのコードがギアレバー操作の邪魔
モール等で固定する.
- 西5km(甘利山)の曳航は南アルプスの影響が強く上下動が激しい
北西12kmあたりに曳航すると少し穏やかな傾向がある.
- 機外投棄コネクタにチューブが繋がらなかった
今回くらい荒れていると飛行中に接続する余裕が無いから,離陸前にunzipして接続しないと使えない.ハンズフリーという利点を活かすためにも機外投棄したい.コネクタ外径は約12mmで,内径7mmチューブに変換する直線アダプタではスペースが足りないから,内径12mmの延長チューブかL字のアダプタが必要だった.
- キャノピーが呼気で曇って凍結し,真上が全く見えない